大坂なおみが全米3年連続16強 狙うは元女王との決勝対決

公開日: 更新日:

セリーナ決勝進出の可能性は十分

 2大会ぶりの優勝を狙う大坂にとって、セリーナは願ってもない相手だ。4大大会を初制覇した2018年の全米決勝の再戦が実現する上に、強烈な印象を残せるからだ。

 大会前に「白人が多い競技(テニス)で、(黒人差別の)議論を始めることができたら新しいステップになる」と話していた大坂が同じ黒人選手と決勝を戦えば、注目度はさらに高まり、米国内の差別を全世界に大々的に知らしめることになる。

 セリーナのブロックには第2シードで同4位のソフィア・ケニン(21=米国)らの実力者が顔を揃えているとはいえ、今大会は波乱続き。第1シードで同3位のカロリナ・プリスコバ(28=チェコ)、大坂の宿敵で同51位のココ・ガウフ(16=米国)らが早々に姿を消しており、今大会は万全の調整で臨んだ大坂、セリーナの2人が決勝まで勝ち進む可能性は十分にある。

 大坂同様、セリーナは長らく黒人女性の地位や賃金向上を求める活動に携わるなど、米国内では人権意識が高いアスリートとして知られている。

 2人の全米女王によって最後まで抗議活動が展開されそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”