阪神藤川からエール 松坂大輔が「来季も現役続行」の根拠
そこにもってきて7月に手術だ。チームはBクラスに低迷、シーズン終盤に一軍復帰を果たしたとしても、戦力として機能していないのだから、チームに置いておく理由が見当たらないという声が上がるのは無理からぬことだ。
■普通は手術を認めない
しかし、某西武OBは、「松坂に関しては、投球練習すら困難という状況にならなければ、来季も現役を続行するのではないか」と、こう指摘する。
「今季は3月のオープン戦で結果を残し、開幕ローテ入りが決定していた。ところが、コロナ禍で開幕が延期、調整が難しくなるなかで、西武は手術を認めた。将来性のある若手ならまだしも、40歳を迎えて後がない大ベテランが、場合によってはシーズンが絶望的になりかねない手術を受けるケースは異例。いくら松坂が西武の功労者であるとはいえ、手術しなければ投げられない状態になった時点で引退を勧告するか、自由契約にするのが一般的です。手術をしても首の痛みや手のしびれが治らないというなら話は別ですが、西武も手術を認めた以上、仮に今季中の一軍登板を果たせなくても、来季もチャンスを与えるつもりだと聞きました」
松坂はかねて、「ボロボロになるまで投げ続ける」と言っている。現役続行の意思がある限り、西武は面倒を見るというのだが……。