畑岡「自分らしいゴルフができなかった」冷たい秋風に苦戦

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【全米女子プロゴルフ選手権】第1日

 畑岡奈紗(21)は開幕前、「優勝スコアは15アンダー」と予想したが、初日は強い風が選手を苦しめた。

 今年はコロナ禍の影響で6月末から10月に大会が延期された。気温15度前後の肌寒い中、畑岡は8時5分にスタート。6番からは風も吹き始め体感温度はさらに下がり、ウインドブレーカーを着たり、脱いだりと忙しかった。

 その6番パー4は打ち上げの右ドッグレッグホール。第1打をアゴが高い右のバンカーに入れて、第3打をピン右上1・5メートルに寄せるもパーパットを外す。バックナインの2つのボギーも第1打を右に曲げるミスが原因だった。

 この日唯一のバーディーは9番パー5。第3打はピンまで47ヤード。歩測してから打ったアプローチは3バウンドでピンに当たり、40センチのパットを難なく沈めた。

「朝は気温が低く、風も思ったより吹く中で自分らしいゴルフがなかなかできなかった。ティーショットが気持ちよく打てなかったことがセカンドショット以降に影響した。13番、14番は(右に出る)悪い癖が出た。幸い今の時点では上位と離れていない。18番でショットのいい感覚をつかめた。調子を上げていけるよう頑張る」(畑岡)

 畑岡は今大会、2018年にプレーオフで敗れている。あの時の悔しさを晴らすには2日目が重要だ。

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