阪神糸井が大減俸に 城島と“ポイ捨て”3選手の二の舞を危惧
■ベテランへの冷遇
そんな糸井について阪神周辺から、退団や引退を危惧する声が聞こえてきた。球界関係者が言う。
「2010年に4年総額16億円プラス出来高で阪神入りした城島(現ソフトバンク球団会長付特別アドバイザー)が、入団3年目の12年オフに1年残っていた契約を破棄し引退した。度重なる故障に見舞われ、まともに働いたのは1年目だけ。痛めた右肘は手術すれば治るといわれたが、高給取りの選手が試合に出られない状態が続くことを危惧し、引退を決断した。阪神という球団は高年俸選手に対する風当たりが強い。二軍生活が長かった城島は、親会社の株主総会で株主から『不良債権』と批判されたほど。糸井も来季、出場機会が減り、思うような成績を残せなければ、今年以上に批判を浴びるでしょう」
阪神では、ベテランへの冷遇が目立つ。昨年の鳥谷(現ロッテ)や今年の福留、能見の扱い方を見れば、糸井が来季、彼らと同じようにまともに出場機会すら与えられず、“ポイ捨て”されるかもしれない。糸井の方から阪神に見切りをつけたとしても、何ら不思議ではない。