原巨人はDeNAソトも取り逃がす 補強“3連敗”スタートの不吉
DeNAは2日、ネフタリ・ソト(31)と来季の選手契約を結んだと発表した。3年契約で総額7億5000万円。球団を通じて「今年果たせなかったリーグ優勝を来年達成できるように、このオフにしっかりとトレーニングを積んできます」とコメントした。
2年連続本塁打王は今季114試合に出場し、25本塁打、78打点。3年連続本塁打王こそ逃したものの、来日3年で109本塁打と圧倒的な長打力を誇るだけに、他球団もソトの動向を注視していた。
■山田、大野雄に続き 欲しかった大砲も残留決定
特に肩を落としているのは、水面下で調査を続けていた巨人に違いない。これまでFA戦線で獲得を目指したヤクルト・山田、中日・大野雄がいずれも権利を行使せず、残留を表明した。主砲やエースになり得る大物の補強はまたも“空振り”となった格好。巨人は昨年もFA2連敗を食らっている。こうも大物を取り逃がすのはなぜか。
さる球界関係者がこう言った。
「このオフ、巨人が本命視していた沢村賞・大野雄は、結局3年総額9億円超で中日に残った。条件面だけでなく、将来的な指導者への道を含めた“終身雇用”のような保障があったともっぱら。しかし、ソトは外国人なので、金銭面さえ上回れば、巨人は有利だったはずですが……」