井納も巨人入り決定的 規律重視の三浦DeNAは移籍も想定内

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■好投していても急にプッツン

 巨人やDeNAの前身である大洋などで投手コーチを歴任した評論家の高橋善正氏がこう指摘する。

「直球に威力があってフォークなどの変化球も多彩。コントロールもまずまずの投手ではある。巨人はエース菅野がメジャー移籍する可能性が高く、井納が加われば、先発3番手なんて声も聞こえるが、そんなに甘くないでしょう。井納の投球を見ていて気になる点があります」

 それは何か。高橋氏が続ける。

「急にプッツンするというか、集中力が切れる時がある。好投を続けていても、ラミレス監督が早めに降板を決断したケースがみられた。精神的なものなのか、100球前後でスタミナが切れるから、そう見えるのか。いずれにせよ、これは以前から感じていた。最近は変化球に頼って痛打されるケースも目立つ。来年35歳になる投手。巨人にきても課題が解消される保証はないでしょうね。若手が競い合って欲しかった先発枠が一つ減るのは残念です」

 巨人は11日、同じくFA権を行使した梶谷隆幸外野手(32)の入団を発表。DeNAからのダブル獲得が決定的となったが、当のDeNAは痛くもかゆくもないのではないか。

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