阪神梅野は微増の単年契約 忍び寄る来季正捕手流出の危機

公開日: 更新日:

■城島氏を尊敬

 仮に来季、梅野がFA権を行使すれば争奪戦に発展する可能性がある。某セ球団の編成担当は、「捕手はどこの球団でも貴重。年俸も1・1億円とそれほど高いわけでもない」と、こう続ける。

「福岡出身の梅野は子供の頃から、ソフトバンク阪神でプレーした城島健司氏(現ソフトバンク球団会長付特別アドバイザー)を尊敬している。来季は、城島氏が阪神時代につけていた背番号2に変更。2人は阪神で一緒にプレーしたことはないが、オフには毎年のように会食をし、梅野は城島氏から熱心に助言を仰いでいます。ソフトバンクが城島氏を交渉役として獲得に乗り出せば、気持ちがグラリと傾くかもしれません。ソフトバンクも甲斐に続く2番手捕手の高谷が39歳で大ベテランの域に入っていますし、甲斐にとっても梅野の存在は大いに刺激になるはず。ソフトバンク以外の正捕手不在の球団も当然、関心を持っています」

 梅野がタテジマのユニホームを着てプレーするのは、来年が最後になるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド