五輪連覇狙う韓国スター選手が「セクハラ事件」で中国人に
畳の上で死にたい日本人、どこでも死ねるのが韓国人
今回のイムはその逆。五輪の金メダリストが母国を捨てて、ショートトラックではライバル国である中国へ帰化した。
「日本人にはちょっと理解できないかもしれませんね」と、韓国事情に詳しい国際ジャーナリストの太刀川正樹氏が言う。
「韓国人は、愛国心は強いが、国籍に関してはご都合主義というか、ボーダーレスというか、柔軟です。誤解を恐れずに言えば、畳の上で死にたい日本人に対して、どこでも死ねるのが韓国人です。自国にいては未来はなくても、外国人としてなら活躍できると思えば、国籍を変える。生きていくために国籍のことでくよくよしません。平昌五輪のときに外国選手を帰化させたのは戦争時の傭兵と同じ。五輪は戦争ではないので、勝つためにはルール内で何でもやる。それが戦いです」
韓国のショートトラック選手といえば、06年トリノ五輪3冠のビクトル・アンがケガのため代表候補から漏れ、ロシア国籍を取り、地元開催の14年ソチ五輪でも3つの金メダルを手にしている。アンは現在、中国のコーチになっている。五輪のためなら背負う国旗は問わないということか。