原監督怒りバッテリーC戦々恐々…巨人“元職”が対処法指南

公開日: 更新日:

 巨人阪神との3連戦を2勝1敗と勝ち越した。ただ、20日の初戦で、3番・マルテ、4番・大山に各2発、5番・サンズに1本とクリーンアップに計5本塁打を浴びた際に原辰徳監督(62)は「初戦にクリーンアップに4本も5本も打たれているようじゃ、それはいけない。バッテリーコーチは何をしてんだということ」と厳しい口調で指摘した。

 名指しされた相川亮二バッテリーコーチ(44)は戦々恐々だろう。勝ち越したとはいえ、この3連戦で8本もの一発を許した。過去には配置転換もあったから当然だ。

 こういう時、一体どうすればいいのか。第2次原政権の2012年から4年間、一軍バッテリーコーチを務めた秦真司氏がこう言う。

「ミーティングで確認した通りの攻めで打たれたのか、そうじゃない攻めでやられたのか、という違いがあります。ミーティング通りなら、対策を立て直さないといけません。僕がコーチの頃の正捕手は小林で、ミーティングとは違う攻め方で打たれたケースがありました。自分なりに思うところがあったと言うのですが、原監督にそれを言ってはいけません。たとえそうだとしても、徹底させられなかったのはバッテリーコーチの責任。翌日は捕手と対策を練り直した上で原監督に『走者がいない時は徹底してインコースを攻めて意識させます。ソロホームランならOKですよね?』などと攻め方を確認し、コミュニケーションを取ることですね。『バッテリーコーチ』と言っていますが、実際は捕手・大城に注文を出しているのです。だから、怒りが飛び火しないよう、選手を守ることもバッテリーコーチの役目。それにしても、マルテにやられ過ぎなのが気になります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」