広島森下「ヤクルトさまさま」で“2年目のジンクス”を払拭
広島の森下暢仁(23)がこの日も好投した。
「1球目の入りを大事にしていきたい」と臨んだ12日のヤクルト戦。敵地・神宮のマウンドで7回を3安打無失点、5奪三振に抑えた。
打線の援護がなく勝ち星は付かなかったものの、防御率を1・84とし、中日の柳裕也(1・72)に次ぐリーグ2位に躍り出た。
森下にとってヤクルトはお得意さまだ。新人王を取った昨季は4試合で3勝負けなしの対戦防御率1・00。チーム別の防御率を見ても、巨人(2・08)、DeNA(2・61)、中日(1・52)、阪神(2・25)と、飛び抜けて相性が良い。今季も3試合の計23回で2失点。昨年からの通算防御率は0・90である。
特に神宮では今季4月6日に完封勝利を挙げるなど、デビューから不敗神話を継続中。大学時代から慣れ親しんだマウンドで、明大でも通算42試合で15勝(12敗)、防御率2・42と結果を残した。
ヤクルトというカモをつくった森下に「2年目のジンクス」を心配する必要はなさそうだ。