日本ハムに「もう一つの頭痛のタネ」…清宮ボロボロ大誤算で中田翔のクビ切れず
チームに大きな動揺を走らせた日本ハム・中田翔(32)の暴行事件。後輩投手の顔面を殴打するという蛮行に、栗山監督も「こっちの心も察してくれ。何をしゃべっていいのかも分からない。もう少し時間をくれ」とショックを隠せなかった。
無期限の出場停止処分を科された中田は今季が3年契約の最終年。さすがに「シーズン終了を待ってクビになる可能性が高い」との見方が球界の大勢を占める一方、球団内には「切りたくても切れない」との声もある。
「中田の年俸は3億4000万円。費用対効果の悪さが問題にされてはいるが、昨季は3度目の打点王を取った。チームは世代交代が進まず、昨年の5位に続いて今季も最下位に低迷している。3年連続Bクラスの可能性が高い今のチームに、中田を切る覚悟というか余裕があるかどうか」
とは、元球団スタッフのOBしだ。
■今季中の一軍昇格は不可能
最大の誤算は、高卒4年目を迎えた清宮幸太郎(22)である。今季はここまで一度も一軍に呼ばれることなく、目をかける栗山監督の口からもその名が出ることはほとんどなくなった。