“いるだけ大関”正代の存在価値 チンタラ合同稽古に別一門の親方「なめてんのか」と喝!
こんな力士に「優勝しろ」とか「さらに上を目指せ」などと言う方が気の毒だ。
23日から26日まで行われた大相撲の合同稽古。後半2日間には横綱白鵬が顔を見せるなどしたが、初日以降、ふっつり姿を見せなくなったのが大関正代(29)だ。
正代は初日の23日に参加したものの、稽古は手を抜き、揚げ句、他の力士らとペチャクチャおしゃべり。これにカミナリを落としたのが春日野親方(元関脇栃乃和歌)だ。正代は時津風一門、春日野親方は出羽海一門だが、大関のいい加減な態度を見るに見かねたのだろう。
ぶつかり稽古で胸を出した正代に「そんな胸なら出す必要ない。なめてんのか」と一喝。さらに「ペラペラおしゃべりするなら来るな!」と叱り飛ばした。
その後、高安との三番稽古で左ヒジを負傷。2日目以降は合同稽古に来ることはなかった。
9月場所は12日が初日。まだ番付発表もされておらず、「同じ幕内と稽古をする時期じゃない」と合同稽古に参加しなかった力士もいる。白鵬も相撲は取らず、基礎稽古に集中していた。それはおのおのの考え方の違い。正代のようにダラダラやるのとはワケが違う。