ヤクルト2位・丸山和郁の両親を青ざめさせた「4歳の大冒険」ゲーセン目指し3km歩いた身体能力

公開日: 更新日:

 丸山が武器とする50メートル5秒8の俊足、プロから声が掛かるほどの打撃センスは誰の血なのかと両親は揃って首をかしげる。だが、その飛び抜けた身体能力の片鱗は4歳時から見せていたようだ。

「私が所属していたママさんバレーの大会に連れて行った時のことです」と、妙子さんがこう続ける。

「見学に飽きたのか和郁が『(スーパーの中にある)ゲームセンターに行きたい』と言い始めた。ダメだと諭しましたが、まったく聞く耳を持ってくれない。私もカチンときて、『それなら行ってきなさい』と突き放したら、まさか本当に1人で行ってしまうとは……。会場の付近には大きな用水路や、見通しの悪い大通りもあります。生きた心地がしませんでした」

 話を引き取るのは与史夫さんだ。

「車で見回った私が発見しました。会場から3キロも離れた場所で、キチンと道路の右側を歩いていたんです。4歳なのによく歩いたなと。けれども、ゲームセンターとは逆方向。『どこへ行くの?』と聞いたら、『お金がないから家から取ってくる』です。道も合っていたし、しっかりしているなと感心しましたね(笑い)」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」