阪神・梅野FA封印し3年4.8億円でサイン 試される矢野監督の器量とVへの本気度

公開日: 更新日:

 対照的だったのが、日本一となったヤクルトだ。正捕手の中村悠平は途中出場を含めて今季123試合に出場。これは梅野の130試合より少ないが、高津監督に冷遇されていたわけではない。2番手捕手である古賀優大のスタメンマスクは今季37試合。高津監督は中村の疲労を考慮し、何試合かに一度、古賀を起用していた。おかげで中村も最後まで調子を崩さず、日本シリーズではMVPに輝いた。

「中村も以前はリードに難があると言われていたが、要は使い方次第です。ただでさえ捕手は激務。ヤクルトのように梅野にきちんと『休養日』を設ければアタマも体もリフレッシュするし、カドも立たない。矢野監督は坂本を重宝したいだろうが、今季のように極端な使い方をすれば梅野はいよいよ腐るだろうし、他のナインも『ウチのボスは好き嫌いだけで判断するのか』となりかねない」(前出のOB)

 矢野監督の器量が試される。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ