阪神・梅野FA封印し3年4.8億円でサイン 試される矢野監督の器量とVへの本気度

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 本人も球団もウィンウィンのようだが……。

 7日、阪神梅野隆太郎(30)が契約更改を行い、年俸1億1000万円から、5000万円アップの1億6000万円で3年契約を結んだ。FA宣言こそ封印したものの、それでも3年総額4億8000万円を勝ち取った。会見では球団側から「梅野なくして優勝はない」と言われたことを明かし、自身も「タイガースで優勝したい」と語った梅野。ただ、優勝のピースになれるかどうかは矢野監督次第だろう。

 梅野と指揮官は折り合いが悪いといわれており、矢野監督はむしろ6年目の坂本誠志郎(28)を買っているという。顕著だったのが今季終盤だ。今季のスタメンマスクは梅野の125試合に対し、坂本は17試合。しかし、10月12日の巨人戦以降は坂本がほぼ出ずっぱりと、何とも極端な起用だった。

「梅野は疲労もあって調子を落としていたが、大きなケガがあったわけではない。矢野監督が坂本を正捕手として一本立ちさせたいのは明らか。ただ、現時点での能力は梅野の方が上ですからね。優勝するもしないも、まずは梅野の使い方がカギでしょう」(球団OB)

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