ソフトBさっそく“又吉効果”! リリーフ右腕・泉は危機感露わ、中継ぎ一軍争い激化確実
リリーフ陣の危機感が、手に取るようにわかる。
13日に中日からFA宣言した又吉の獲得を発表したソフトバンク。14日には同じリリーフ右腕の泉圭輔(24)が契約更改交渉を行い、100万円ダウンの2700万円でサインした。
■泉は獲得報道に「うわっと…」
会見の席で泉は又吉について、「(獲得の)報道を見て、うわっと思った。強力なライバルになる」と率直な気持ちを吐露。他の中継ぎ投手も、同じ気持ちではないか。
球団OBは「補強には2つの意味がある」とこう続ける。
「1つは言うまでもなく戦力強化。さらに既存選手の尻を叩く意味もある。泉は今季31試合に登板したものの、7月以降は一軍出場ゼロ。自身の不甲斐なさに加え、又吉加入で危機感を抱くのは当然です」
今季は守護神・森が4月に左ヒジの負傷で登録抹消。9月に一軍復帰するまで、投手陣総動員でブルペンを賄った。「一軍登板なし4人」は西武と並ぶ12球団最少タイで、救援防御率3.07はリーグ2位。ただ、リーグダントツの同2.60だった昨季と比べると、数字は悪化している。45試合で防御率2.18と頭角を現した津森らがいる一方、58試合で同4.71の嘉弥真など、期待に応えられなかったリリーフも少なくなかった。だからこその総動員だった。