N・チェンも欠場で世界フィギュア“退屈な大会”が現実に…ロシアは国内大会で当てつけ

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 またメダリストが姿を消した。

 北京五輪男子シングル金メダルのネイサン・チェン(22=米国)が、23日にフランスで開幕する世界フィギュア選手権を欠場すると発表した。

 今大会は、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、国際スケート連盟(ISU)がロシア選手の除外を決定。北京五輪女子シングルで金のシェルバコワ(17)、銀のトルソワ(17)は出場できず、羽生結弦(27)もケガを理由に欠場を決めた。中国勢は全種目でエントリーを見送ったことで、北京五輪のペアを制した隋文静・韓聡組も出場しない。チェンのキャンセルがトドメとなり、北京五輪金メダリストの大会参加は、アイスダンスのパパダキス・シゼロン組(フランス)だけとなってしまったのだ。

 トップスケーターの欠場は、五輪イヤーの世界フィギュアでは珍しくない光景ではある。4年に1度のビッグイベントを終えてケガの治療を優先したり、燃え尽き症候群でモチベーションが保てずに休養する選手が少なくない。羽生は2018年平昌五輪後のミラノでの世界選手権も故障を理由に欠場している。

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