日本柔道界のプーチン大統領への処分の甘さに批判殺到「黒帯剥奪を」「講道館は親ロシア?」
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、国際柔道連盟(IJF)は6日、プーチン大統領をIJFの名誉会長など全ての役職から解任することを発表した。
プーチン氏は先月27日、名誉会長とアンバサダー(大使)の資格を一時停止されていたものの、当初は停止処分で、現在も「解任」のみとする処分。日本柔道界からも“柔道家”としてのプーチン氏へ厳しい声が上がらないことに対し、SNSでは批判が相次いでいる。
〈講道館はこれでもまだ対応しないのかな〉〈講道館も柔道6段の無効と無期限の出入禁止だろう。それとも講道館は親ロシアなのかな?〉〈講道館も、一定の節度を保ちつつ、声明を発表した方が良い〉〈こんな臆病なプーチン大統領から黒帯を取り上げない、柔道界も情けない〉〈これはプーチン堪えるやろけど、黒帯剥奪するべき。(中略)内柴さん時はできたのになんでプーチンの時できねぇんだよ〉
いずれも日本の柔道界の対応の遅さと処分の甘さにガッカリしている声が目立つ。
プーチン氏は柔道愛好家で、12年には国際柔道連盟は「8段」の段位を授与している。2000年の来日時には、柔道の総本山「講道館」を訪れており、6段の紅白帯を与えられたという。
ちなみに、他のスポーツでは、先月28日には国際統括団体のワールドテコンドーがプーチン氏に2013年に授与した名誉9段黒帯を剥奪。国際オリンピック委員会(IOC)は、最高の栄誉とされるオリンピック功労賞を剥奪、国際水泳連盟(FINA)も14年に付与した功労賞を撤回している。