小林誠司まさかの“開幕マスク”は菅野だから…巨人の「正捕手問題」はまだまだ続く
安心するにはまだ早い。
24日、巨人の原監督は開幕投手・菅野の女房役を小林誠司(32)にすると発表した。菅野について「最高の適任者」と言った指揮官は、「キャッチャーが気になるところでしょ? 明日は(菅野)智之と小林。最強バッテリーの中でスタートを切る」と明かした。
小林は1月下旬に新型コロナに感染し、キャンプは二軍暮らし。3月になってようやく一軍に合流した。その間、正捕手争いは大城が一歩リードしていたが、まさかの逆転ホームランである。
ただ、これで巨人の正捕手が決まったわけじゃない。阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチは日刊ゲンダイのインタビューで「(正捕手は)小林じゃなきゃダメってことはないでしょ」と言い、昨季、チーム最多の111試合でマスクをかぶった大城についても「しっかりしないと左の代打になるかもよ」と話していた。
小林が開幕マスクに選ばれたのは、ともに2017年の最優秀バッテリー賞を受賞した菅野ありきだろう。初の開幕一軍を果たした3年目の山瀬は、阿部コーチが二軍監督時代に鍛えた選手。開幕カードでの起用もあり得る。二軍には岸田や有望株の喜多らもおり、今季も捕手はとっかえひっかえが予想される。巨人捕手陣の競争はまだ始まったばかりだ。