巨人・堀田が初失点も責任重大は変わらず…桑田コーチ「次期監督」候補へのカギを握る

公開日: 更新日:

「無失点男」が初めて失点した。

 3月31日のヤクルト戦で初登板初勝利をマークした巨人堀田賢慎(20)が、昨7日の広島戦に先発。初回にマクブルームに来日1号となる特大の同点2ランを浴びると、二、四回にそれぞれ失点して勝ち越しを許し、4回4失点でマウンドを降りた。オープン戦から16イニング連続無失点だった。

 2019年のドラフト1位で入団。プロ入り直後に右肘のトミー・ジョン手術を受け、一時は育成契約の憂き目にあったものの、3年目の今季、見事に復活を遂げていたが、デビュー2戦目で初黒星を喫した。1週間後の14日は試合がないため、ビエイラとともに出場選手登録を抹消される。

 桑田真澄投手チーフコーチ(53)は開幕前に行われた「関西燦燦会」で巨人を応援する財界関係者を前に、「(オープン戦で)大勢、赤星、そして堀田賢慎、山崎伊織という4人の若い投手たちが頑張っている。エース菅野におんぶに抱っこで、後に来る投手が育成できていなかった。今年は少なくても3人の投手に出てきてもらいたい」とあいさつ。山口オーナーも「新しい顔ぶれが名前を売り出している」と若手の台頭を喜んでいる。さる球界関係者がこう言った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド