今季5勝目の西郷真央にあって予選落ちの渋野日向子に足りない「自分で考える力」
【ブリヂストンレィディス】最終日
首位発進から今季5勝目を挙げた西郷真央(20)にとって、最終日は前半にスコアを1つ落とし、稲見萌寧(22)に一時首位の座を明け渡すなど楽勝ではなかった。
「前半はバーディーチャンスを決められず苦しい展開になり、(折り返して)バーディーを取りたい11番でもピンチになってくじけそうになった。最後まで何が起きるかわからないとあきらめず、(11番は)7メートルを入れてパーセーブでき、流れが来たと思えた」(西郷)
その後は13番バーディー、16番はチップインイーグル、最終18番でもバーディーを奪い通算13アンダーまで伸ばし、2位稲見に2打差をつけた。
西郷の10戦5勝は、不動裕理が持つ11戦5勝を塗り替えるツアー最速記録。昨年6月から30試合連続アンダーパー記録を持つが、今大会前の2戦連続予選落ちで記録は途絶えていた。
原因は、「テイクバックに違和感があった。今までにない現象で解決できなかった」(西郷)。そこを師匠ジャンボ尾崎の指摘で修正できた。