ロコ・ソラーレ支えるリンドHCに契約延長報道 辞めるに辞められない日本のカーリング事情
いつまで繋ぎ止められるか。
先日のカーリング日本選手権で女子の頂点に立った「ロコ・ソラーレ」(LS)。2018年平昌五輪で日本勢初のメダルとなる銅、今年2月の北京冬季五輪では初の銀を獲得した。日本代表を快進撃へと導いたのがカナダ人のリンド・ヘッドコーチ(37)。日刊スポーツによると、日本カーリング協会はリンドコーチとの契約を1年延長するという。
同コーチは13年からナショナルコーチに就任。14年ソチ五輪では日本代表に選ばれた「北海道銀行フォルティウス」のコーチを務め、5位入賞。平昌、北京ではLSの2大会連続メダル獲得に貢献した。カーリングに関する著書があるスポーツライターの高野祐太氏が言う。
「カーリングの本場であるカナダの技術や理論、精神面でのサポート力は日本のチームに大きな影響をもたらしました。人柄も良く、選手の誰からも好かれている様子を現場で見ていると、その貢献度は絶大だと感じました」
北京五輪では、リンドコーチがスキップの藤沢五月の手の甲に書いた激励メッセージが話題に。「メンタルのスポーツ」といわれるカーリングで、選手の精神面も、大きく支えた。