阪神球団公認「監督後援会」解散の衝撃…関東財界の支持失い、岡田再登板にも影落とす
複数の関係者によると、阪神球団公認の矢野燿大監督の後援会「虎喜会」が、今年限りで解散するという。
「会員に向けて解散の通知が行われました」
と、明かすのは、さる財界関係者である。
この後援会は、2004年の岡田彰布監督就任を機に関東の財界人の有志が集い、「道一筋会」として05年に結成された。08年の岡田監督退任後も会は継続。真弓監督時代は「虎弓会」、金本監督時代は「6虎会」、そして今の「虎喜会」と、監督交代時に名前を変えながら、17年間にわたって歴代監督を支えてきた。阪神OBが言う。
■住友グループが中心
「星野監督時代の03年にリーグ優勝して大いに盛り上がったことに加え、政財界、芸能界に多くの支援者を抱えていた星野氏の後援会に負けないものを、ということでスタートした。発起人はタレントの千秋の父で、メーカーの日本板硝子で会長、社長を歴任した藤本勝司氏。同社が住友グループということもあり、三井住友銀行の頭取など、住友系企業のお偉方らが参加。小池百合子都知事も会合に参加したことがあります。パーティーを開いて監督を激励するのはもちろん、年間予約席の購入やチームへの差し入れなど、スポンサー的な役割を担う会員もいます」