南野拓実“モナコほぼ戦力外”でよぎる「2002年日韓W杯の悪夢」…JFAとアディダスは複雑
日本代表FW南野拓実(27)が所属クラブから戦力外も同然の扱いを受けていることで、JFA(日本サッカー協会)とその大スポンサーであるアディダスが「カタールW杯開幕を控えて頭を痛めている」(関係者)ともっぱらだ。
今季前に仏1部モナコに新天地を求めた南野。チームにフィットできず、日本時間5日のニース戦に続いて12日キックオフのリヨン戦もベンチウオーマーに甘んじた。
「アディダスは新作ユニホームを発表したばかり。“広告塔”は背番号10を背負う南野と、注目度の高いFW久保建英(21)。アディダスのスパイクを履いている2人が所属クラブで活躍し、そのまま代表でも主軸としてカタールで躍動してもらわないとビジネス的にも困る。けれども、今の状況では2002年日韓W杯の悪夢が蘇ります」(前出の関係者)
自国開催の02年W杯のアディダスイチ推し選手は、代表司令塔の10番だった中村俊輔(横浜FC)。JR渋谷駅の駅ビルの壁面全面に中村の全身の姿をあしらった巨大懸垂幕が掲げられた。が、所属クラブ、代表で不振の時期もあり、想定外の代表落選。JFAは困惑しきりで、アディダスの日本法人社長の更迭がウワサされた。
南野、頑張れ! 一心不乱に祈るしかないか──。