全米女子アマV馬場咲希を指導するコーチが伝授「アマチュアが飛ばすコツ」
「全米女子アマ」を制した馬場咲希(17)を中学1年生から指導する坂詰和久コーチがアマチュアが望む飛距離アップのコツをアドバイスする。
ドライバーでボールをもっと遠くへ飛ばしたかったら、まずスタンス幅を広げて下半身をどっしり構えることが大事です。アドレスでの安定感が生まれ、上半身をしっかりねじって下半身との「捻転差」をつくれます。
もうひとつはトップで手の位置を高くすることです。フィギュアスケートの選手が最後のスピンの際には両手を高く上げているのと同じ原理で、手を高い位置にすることでヘッドスピードはアップします。私のアカデミーで測定したところ、ヘッドスピードは秒速で約2メートル速くなりました。秒速が1メートル違えばボールのキャリーが7~8ヤード伸びるので約15ヤードも飛ぶことになります。ドラコン選手のカイル・バークシャーがいい例です。
この時に気をつけてほしいのは肩を水平に回さないようにすること。アドレスを飛球線方向から見ると上半身は前傾しているので、肩は背骨に対して直角の角度で弧を描くように回るのが正しい動きです。