巨人のドラフト隠し玉発覚!「最速153キロ右腕」と「坂本勇人の後継者候補」リストアップ
鉄壁守備誇る「西武・源田2世」
2人目は、ここ数年の懸案事項となっている坂本勇人(33)が守る遊撃の後釜候補として「源田2世」ことトヨタ自動車の大卒3年目内野手・和田佳大(25)をリストアップしているという。
167センチ、63キロと小兵ながら高い守備力を誇る。鹿児島情報高から中京大に進み、1年春からリーグ戦に出場。首位打者を獲得した2年秋と29試合連続安打のリーグ新記録を樹立した4年秋の2度、MVPに輝いた。同じ愛知大学リーグからトヨタ自動車に入社した西武・源田やロッテ・藤岡の後釜として、1年目から3年連続で都市対抗出場。今夏は4試合で13打数4安打、打率.308の活躍で、2019年以来3年ぶりとなる4強進出に貢献した。
巨人の坂本は今季、「左脇腹」を痛めて開幕一軍メンバーから外れ、さらに「右ヒザ」と「腰」を痛めて計3度離脱した。今後も試合に出続けることを考えると、守備の負担が遊撃より少ない三塁、一塁、外野へのコンバートを検討しなければいけない時期がきている。別の球界関係者が証言する。
「和田の都市対抗での活躍を見て巨人がゴーサインを出したともっぱらです。でも、基本的に打順は9番。それ以降のオープン戦で内角攻めに苦しんでいたし、パワー不足の打撃と体力的な不安から、他球団の評価が割れている中、10月8日の伊勢で行われた東邦ガスとの試合を水野スカウト部長と榑松次長のトップ2が視察した。ドラフト解禁年だった昨年はゼロだったNPB球団からの調査書が、今年は巨人から届いたそうです。トヨタの選手には『下位で指名しない』という暗黙のルールがあるため、3位前後の指名が濃厚です」
■「打てる捕手」に「三河のダルビッシュ」
3人目は愛知大学リーグ2部の星城大・山本将太(4年=東海大甲府)で、東海大甲府高校時代は高校通算23本塁打を放った「打てる捕手」だ。
4人目はこちらも同リーグ2部の愛知大・中井大和(4年=岡崎城西)。196センチの長身から投げる直球は最速146キロ。高校時代は「三河のダルビッシュ」と呼ばれた。
巨人は山本と中井を「育成」としてリストアップしているもようだ。