大谷の来季プレーオフ進出を邪魔する“渋ちんオーナー” エ軍売却へ人件費ケチり補強望めず
「仮に来季の年俸総額が現状維持なら、効果的な補強は望めません」と大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう続ける。
「サイ・ヤング級の先発と実績のある守護神を獲得するのであれば、最低でも総額100億円は必要になります。来季のローテは大谷のほか、FA残留が濃厚な右腕ロレンゼン(30=8勝6敗)、サンドバル(26=6勝9敗)、スアレス(24=8勝8敗)、デトマーズ(23=7勝6敗)、デービッドソン(26=2勝7敗)の左腕4人。6人ローテの頭数は揃っていますが、大谷以外は計算できない。野手にしても内外野とも層が薄いうえに、アデル(23)らの若手が伸び悩んでいる。補強がままならない以上、現有戦力の底上げに期待するしかないが、投打とも若手が成長しなければ、来季もポストシーズン進出は厳しいと思う」
印象に残った対戦について聞かれた大谷は「これというのはなかった。(14連敗など)あまり良くない方向での印象に残る部分が多かった」と発言。これを米メディアが「今季はネガディブな印象の方が強い」と曲解し、チーム批判をしたと受け取られて米国のファンを騒がせた。かといって来季、「ポジティブ」な試合ができる保証はどこにもない。