6月のブラジル戦のような危険なプレーをW杯でまたやったら…日本の快進撃はないだろうね
試合後のブラジルのテレビインタビューでは、選手、監督が口をそろえて日本の危険なプレーを嘆いていたんだ。ネイマールは自他共に認める日本フリークだけど、その彼でさえ「イエローカードが2枚だけというのはおかしい」と不満タラタラだったからね。
日本はグループリーグでドイツとスペインという2大強豪国と戦う。このブラジル戦は「ビッグチームを相手にどう戦うか」を実体験できる大きなチャンスだったんだ。そう思うと、日本は大事なチャンスを棒に振ったと残念に思ってしまうね。
日本が決勝トーナメント(T)に進むためには、ドイツかスペインのいずれかに勝つか引き分けるかが必要になる。コスタリカは世界で最後にW杯出場を決めた国。強豪を破って日本を助けてくれることは恐らくない。でもドイツとスペインは、日本相手でも全力で勝ち点3を奪いにくる。彼らの狙いは、グループ首位になることだからだ。
決勝Tでは各組の1位と別組の2位が対戦する。首位か、それとも2位かでは、その後の難しさがまるで違うんだ。W杯7度目の出場になる日本にとって、一番苦しいグループリーグになるね。