三笘薫の市場価値がドイツ戦勝利で爆上がり!W杯後ステップアップで狙い目は英準ビッグクラブ
元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏がこう言った。
「ドイツ戦の前半は防戦一方でしたが、三笘が入って流れが劇的に変わった。明らかに相手が嫌がっていました。代名詞である独特のタッチのドリブルは、ブラジル代表のネイマールを手本にしているそうで、自身の足元深くにボールを置いたり、利き足の右足の外側に置くようにして細かくタッチしながら運ぶため、相手DFはズルズルと後退しながら間合いを取らざるを得ない。守備でも貢献できるし、攻撃の起点にもなれる。まさに日本の切り札で、白星発進したグループリーグ突破のキーマンになるのは間違いありません」
現在の市場価値は日本代表内で11位の600万ユーロ(約8億6800万円)。中山氏が続ける。
■市場価値が現在の2倍以上に跳ね上がる可能性
「英プレミアリーグの中堅クラブであるブライトンは、9月に監督が交代。途中出場が多かった三笘にとっては追い風で、新監督の下で出場機会を増やしています。W杯後の今冬に移籍するより、シーズン後半にブライトンで活躍し、英プレミアでも十二分に戦えると見せた上で、来夏に移籍を狙う方が移籍金は上がります。いきなりマンチェスター・ユナイテッドのようなビッグクラブへ移籍しても出場機会を得るのは難しい。まずはトッテナムやエバートンといったそれに次ぐクラブを選ぶ方が得策。今後のW杯、ブライトンでの後半戦の活躍次第では、市場価値が現在の2倍以上に跳ね上がる可能性を秘めています」