白日の下に晒された「ダメ東京五輪」の実態…大会経費1.7兆円に膨張、茶碗5万杯の食材を連日廃棄していた!

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■会計検査院がダメ出し

 検査院は国が経費の総額を大会の前後を通じて取りまとめていないと指摘。国が財政面で大きくかかわる国際的な大規模イベントでは、総額を明らかにする仕組みを整備するなど、十分な情報提供が必要だとしている。

 汚職とムダにまみれた五輪を再び招致する機運が高まるわけがないが、関係者は必死だ。

 冬季五輪招致を目指す札幌市は20日、JOC(日本オリンピック委員会)と共同会見を開き、招致活動の継続を発表。今年3月に実施した郵送調査では、「賛成」「どちらかといえば賛成」を合わせても賛成派は52.2%しかいなかった。それでも秋元克広市長は「前回は市民、道民に対してだったが、加えて全国に向けてしなければならない」と言い、再調査する意向。IOCは一応、世論の圧倒的支持を開催条件にしている。

「IOCが東京開催を決めたのは13年9月。12年5月の調査では賛成は47%のみで、招致委員会があの手この手の広報活動を展開し、13年3月に70%に達して体裁を整えた。悪条件が重なる札幌が数字を底上げするのは厳しい」(広告関係者)

 五輪汚職などの影響で、IOCは30年五輪の開催地決定を来年9~10月の総会(インド)から無期限で先送りしている。

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