日本最高齢で心臓移植手術に70歳男性 手術までの6年はゴルフが一番のストレス解消法
11月23日に心臓移植を待つ人たちを応援する「NPO法人ハートtoハート チャリティゴルフ大会」が霞ケ浦国際GC(茨城)で開催された。
当日は、昨年12月に日本人最高齢の70歳で心臓移植手術を受けた川崎力男さん(71)も参加。術後1年が経った今では月3、4回のゴルフを楽しめるまで健康を取り戻している。
川崎さんは36歳の時に肺水腫、46歳で心不全と大病を患ったが仕事に復帰。その後は定期健診のたびに心臓の再検査が指摘されたが、治療はしてこなかった。
64歳になり、家族と一緒にイタリアを旅行。マッターホルン南壁を望む標高2000メートルのチェルビーノGCでプレーした時にいつものように歩けず、おかしいなと感じた。
その1カ月後だった。仕事帰りの最寄り駅から自宅まで徒歩4分の道のりで突然歩けなくなった。
1、2メートル歩くだけで胸が苦しくなり、体に力が入らず、足が前に進まない。家族に車で迎えに来てもらい帰宅し、救急車で即入院。「突発性拡張型心筋症」と診断され、医師から「あなたがこれから半年後に生きている可能性は2割から3割、と言われた。ショックでした」(川崎さん)。