村上宗隆ついに“大谷翔平の呪縛”を解き放つ…侍JをWBC決勝へ導くサヨナラ打!

公開日: 更新日:

 大谷に追いつけ追い越せで誰よりも早くトレーニング場にやってきて、体を鍛えた。通訳の水原一平氏からも、大谷の食事のことなどを“取材”。本塁打が出ない状況でも、「普通に振れば入る。自分の感覚を信じている」と、強気を崩さなかった。

 村上をよく知るヤクルトOBが言う。

「これまでにない経験をして戸惑いもあったと思う。大谷の直後を打ち、大谷が申告敬遠される場面もあった。当然、今までにないくらい大きなプレッシャーがかかる上に、大谷に負けたくないという向上心が空回りしていた感は否めません。ヤクルトではベンチで監督の前に座り、声を張り上げてワイワイやっているのに、結果が出ないことでいろいろと考えすぎているのか、借りてきた猫のように大人しくなっているのも気がかりでした」

 この日、決勝打を放った九回の打席では、これまでのような力みはなく、村上らしい中堅から逆方向への当たりだった。試合直後にはロッカールームで大谷と抱き合い、一緒に記念撮影もした。

 まだまだ完全復調とはいかないだろうが、明日22日の最後の大一番を前に、大谷の呪縛は解けつつあるようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した