JGTO青木会長「あと1年やらせてもらいます」の舌足らず…“クーデター仕掛け人”は退場、空中分解の男子ゴルフ
三木副会長は青木体制のさまざまなツアー運営の不手際を追及していった。そのやり方が強引で反発も招いたが、自身が会長職を狙っていたともみられる。そんな内部抗争に疲れた青木会長は、「三木さんが辞めないなら、自分が辞める」と弱気になり、さらに混乱に拍車をかけた。
当初は強気だった三木副会長も嫌気がさしたのか、総会の前に辞表を提出。理由は「一身上の都合」だった。そして先の総会では青木会長は任期まで会長職を続投、上田専務理事は留任となったのだ。
結局、何も変わらずに現体制が続くことになったが、選手会の中には納得のいかないプロも多い。総会が全体の総意で行われたわけでもなく、依然として男子ツアーはトラブルを抱えたままなのだ。
青木会長は総会後に、「あと1年(会長職を)やらせてもらいます。開幕の東建ホームメイトカップではよろしく」と囲み取材で語っただけだ。それにしても、こんなリーダーで日本男子ツアーは大丈夫なのだろうか。
■選手との信頼関係も築けない