巨人原監督と日ハム新庄監督、どっちが先か? リーグ最下位で噂される「途中休養」
新球場元年は観客が増えるもの。
■最下位低迷で新球場は閑古鳥
西武が本拠地をドームにした99年は前年より約45万人増。09年の広島は約48万人増。97年の中日にいたっては前年の2位から最下位に低迷しながら約53万人増。器が人を呼ぶのだ。
そこへいくと順調に観客を増やしてしかるべきなのが日本ハムのエスコンフィールド。総工費は600億円。屋根は開閉式、本格的なメジャー仕様の球場だと開幕前から大きな話題を呼んだ。
ところが、収容人数が3万5000人のところ、3万人を超えたのは開幕の3試合だけ。あとは日を追うごとに減り、4連敗となった19日のロッテ戦は今季最低の1万5843人。スタンドは空席が目立つどころか、隙間だらけだった。
■「優勝しか目指さない」はどこへ…
日本ハムが新庄監督を指揮官に据えた最大の理由は、3年連続5位と低迷するチームに明るさと活気を取り戻し、新球場元年に開花すること。だが、「優勝しか目指さない」と高らかに宣言した今季も開幕から4勝12敗はパのどん尻。新球場のアドバンテージをチャラにするくらい魅力に乏しいということは、右肩下がりの観客動員数が如実に物語っている。
セでは最下位に低迷する巨人・原監督の途中休養がウワサされるが、新庄監督が当初の青写真通りに機能していない日本ハムにとっても他人事ではなくなってきた。