女子今季初メジャーの優勝スコアは大会最低を更新か?アンダーパーは吉田優利のみ
【ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ】2日目
「ゴー、ゴー」と、うなり声のような風の音がコース内に響き渡る中、単独トップに立ったのは通算4アンダーの吉田優利(23)。風の弱い早朝(7時30分)スタートが幸いし、69の好スコアをマーク。唯一通算アンダーパーをキープしている。
50回目を迎えた今大会(2008年から公式戦)。会場が当コース(西と東コース)になったのは09年から。例年の優勝スコアは10アンダー前後だが、今年はそこまで伸びそうにない。平均90ミリのラフはボールがすっぽり隠れる。グリーンはコンパクション24.5、スティンプメーター13と2分の1。硬くて速く、この日の午後は風速10メートル超の突風も吹き荒れた。第1打をラフに入れたり、フェアウエーからのアイアンショットもグリーン手前かオーバーする者が続出。予選通過のカットラインは通算9オーバー(60位タイ)というスコアからも厳しい条件だったことがわかる。
過去、西コース開催の最低優勝スコアは18年申ジエの通算3アンダー。今年はそれより低くなりそうな様相だが、会場をよく知る並木俊明プロはこう予想する。