エ軍低迷で放出どころか大谷から「トレード志願」も? プレーオフ進出可否で高まる可能性
またしても勝ち投手にはなれなかった。
日本時間28日のマーリンズ戦に先発、6回を6安打2失点、10奪三振に抑えた大谷翔平(28)のことだ。
被打率.155はメジャートップ、90奪三振はリーグトップ。メジャーでトップクラスの投球をしながら5勝止まり。リーグトップのマクラナハン(レイズ)の8勝に水をあけられている。勝ち投手の権利を手にしながら、白星がつかなかったのは開幕戦(対アスレチックス)に続いて今季2試合目。いずれもリリーフ陣が試合をひっくり返された。
この日は「3番・投手」のリアル二刀流で先発出場。1点を追う七回には四球で出塁、今季7個目の盗塁で追い上げムードを演出するも、笛吹けど踊らず。2試合連続無安打、2試合連続併殺打は、打って走って投げて孤軍奮闘もなかなか勝利に結び付かない心身のダメージが原因ではないか。
この日、同点で迎えた九回裏無死一塁、一打サヨナラのチャンスで打席に入るも三直。ベンチに戻った大谷はかぶっていたヘルメットをたたきつける一幕も。フラストレーションはたまる一方なのだ。
29日現在、エンゼルスは28勝26敗。貯金は2つあるものの、3チームがプレーオフに進めるワイルドカードレースは3位ヤンキースと3.5ゲーム差の6位。6月は同地区首位のレンジャーズ、同地区2位のアストロズとそれぞれ4連戦と目の上のタンコブと8試合が予定されているうえ、ナ・リーグ西地区首位のドジャースとの2連戦もある。