著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

大谷のイタリア人同僚は燃え尽き症候群に…WBCでダメになったメジャーリーガーの面々

公開日: 更新日:

 フレッチャーは5年契約(総額2600万ドル=35億円)の3年目。契約があと3年残っているため彼を40人枠から外すことは球団にとって苦渋の決断だったが、燃え尽き症候群があまりにも深刻だったため、あえてそのような荒療治を行ったのである。

 WBCに出場した選手の中には大会期間中にケガをして長期欠場を余儀なくされる者もいる。今大会では、プエルトリコ代表の一員としてWBCに参加したメッツの守護神エドウィン・ディアスが予選プールの最終戦で強敵ドミニカ共和国を抑えて準々決勝進出を決めた際、歓喜のジャンプをして右膝蓋腱を断裂。1シーズンを棒に振る重傷を負った。

 他にもアストロズの小さな大打者アルトゥーベが、準々決勝のUSA戦で死球を右手親指に受け骨折。5月中旬まで欠場を余儀なくされた。またカージナルスの41歳になる大エース、ウェインライトは開幕投手に予定されていたが、USAの一員としてWBCに参加していた際、日本との決勝戦当日にウエートルームで股関節を痛め、開幕から5週間の欠場を強いられた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    ドジャース地区V逸なら大谷が“戦犯”扱いに…「50-50」達成の裏で気になるデータ

  3. 3

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  1. 6

    やす子の激走で「24時間テレビ」は“大成功”のはずが…若い視聴者からソッポで日テレ大慌て

  2. 7

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  3. 8

    堂本剛、松本潤、中山優馬…そして「HiHi Jets」髙橋優斗の退所でファンが迎えるジャニーズの終焉

  4. 9

    「光る君へ」一条天皇→「無能の鷹」ひ弱見え男子…塩野瑛久は柄本佑を超える“色っぽい男”になれる逸材

  5. 10

    虎の主砲・大山を巡り巨人阪神“場外乱闘”に突入か…メジャー挑戦濃厚な岡本の去就がカギを握る