花巻東・佐々木麟太郎は清宮タイプ? 3試合連続の通算134本でも「ドラ1指名」が困難なワケ

公開日: 更新日:

「上位指名する球団はあるだろうけど、DHのないセ球団は手を出しにくい」(セ球団スカウト)

 3、4日に行われた第9回愛知県高野連招待試合で最も観客を沸かせたのが花巻東(岩手)の佐々木麟太郎だ。1日2試合が行われるスケジュールで4試合計18打席に立ち、4本塁打を含む7安打をマーク。自身が持つ高校歴代最多本塁打記録を134本に更新した。

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■プロで守れるポジションがないのがネック

 しかし、ネット裏のスカウトの評価は芳しくないようだ。前出のスカウトが言う。

「打球を遠くに飛ばせる天性のパワーは魅力的だし、練習態度も含めて野球に取り組む姿勢もいい。ただ、プロで守れるポジションがないのがネックです。本職の一塁はプロでは助っ人外国人を含めて強打者の指定席。よほど打撃が突出しなければ、レギュラーはつかめない。三塁や捕手にチャレンジしていますが、上達しているとは言えません。厳しい練習でどうこうなりそうな問題じゃないんです」

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