岩井明愛は早くも賞金8600万円…国内“高級接待コース”とは大違いな海外挑戦組の苦戦ぶり
■国内で会得した技術だけでは…
この大会だけではない。国内6勝の西村優菜(22)も勝と同様、今季から米女子ツアーに本格参戦し、ここまで10試合で20位以内は1度だけ。毎週芝質が異なるコースでは、国内で会得した技術だけでは通用しないのだ。
先の岩井姉妹が20歳なら、今季の獲得賞金が約1億2395万円の山下美夢有は21歳。山下は先週、海外組を抜いて世界ランクでは日本勢トップの17位に浮上した。昨年の山下のように国内でも2億円以上の賞金は稼げるし、世界ランクでもトップに立てる。物見遊山気分で海外試合に出たければ、同ランク40位以内ならメジャーに出場できる。
米女子ツアーで苦しんでいる彼女たちの姿を見れば、若手の海外挑戦にブレーキがかかりそうだ。
■全米女子プロゴルフ、笹生優花は1打差2位
ちなみに全米女子プロの優勝は殷若寧(中国)で通算8アンダーの276。日本勢は笹生優花が同7アンダーで2位、古江彩佳が同5アンダー8位、西村が同3オーバー39位、畑岡奈紗が同4オーバー47位だった。