山下美夢有が全米女子プロにソッポの皮算用…最年少「賞金5億円」突破狙いだけじゃない
【アース・モンダミンカップ】第1日
「彼女なりの計算があるのでしょう」
ツアー関係者がこう語るのは山下美夢有(21)の「選択」だ。
山下は、22日開幕の全米女子プロ選手権の出場権がありながらエントリーせず、国内大会のアース・モンダミンカップ(千葉・カメリアヒルズCC)に出場。初日は首位に5打差の1アンダー33位につけた。
昨季、史上最年少の21歳で年間女王になった山下は、今季も16試合で4勝を挙げ、直近6試合は優勝3回、トップ3を外していない。今大会の優勝賞金は国内ツアー最高額の5400万円。山下が勝てば最年少で生涯獲得賞金5億円を突破する。
冒頭の関係者がいう。
「全米女子プロの優勝賞金は135万ドル(約1億9000万円)ですが、舞台は1980年に青木(功)さんとニクラスが激闘を演じたバルタスロール。深く粘りのあるラフと硬くて速いグリーンが特徴。平均飛距離が約235ヤードの山下が優勝を争うのは容易でない。プロなら国内最高の優勝賞金を狙うのは間違っていないでしょう」