渋野日向子リンクスで怒濤のバーディーは偶然か復調の兆しか 2日目まで単独首位も急降下16位T
■最大の原因は3日目の15番
「渋野が優勝を逃した最大の原因は3日目の15番でしょう」とツアー関係者がこう言う。
「改造中のスイングはまだ手探り状態のため、ボギーが先行した3日目は大きめの番手で保険をかけるようなゴルフだった。それがアダになったのが、首位に1打差で迎えた最難関の15番。ピン位置は、手前11ヤード、左6ヤード。3日目にトップに立った同組のブティエが手前のバンカーに入れたことも影響したとは思うが、5番UTはクラブ選択ミスです。ボールはピン奥約8メートルに着弾し、グリーン奥の深いラフまで転がり落ちた。気分が乗っているときはバーディーを量産するが、気持ちの切り替えがうまくない渋野は表情が一変。踏ん張れず、ズルズルいってしまう」
次戦は2019年に優勝し、「スマイルシンデレラ」として世界に顔と名前を売った全英女子オープン(10日開幕)。
久々に首位に立った経験を生かせるかが問われる。