女子ブラジル代表の試合の日に「特別休日」初採用…至れり尽くせりだったのに1次リーグ敗退
余談だけど、このチャーター機が物議を醸した。飛行機の機体には、昨年スカーフで頭をちゃんと覆っていないと警察に暴行され、殺されたイラン人女性の姿と、それに抗議して逮捕されたイランの男子サッカー選手の姿が描かれていた。「サッカーの世界に政治を持ち込まない」っていうのはFIFAの建前だから、CBFに正式にクレームが入ったんだ。
話がずれちゃったけど、ブラジルでは大事なサッカーの試合がある日は国営の企業や、公立の学校は休みにしていいって決まりがあるのは知ってるかな?郵便局、役所、警察などは、試合開始30分前から試合終了30分後までだけど、緊急性のない企業は、丸1日休みになる。男子のW杯はすでに1974年からこのシステムが導入されている。
そして、ブラジルの大統領が大会前、今回初めて女子の試合日にも「特別休日」を導入すると発表したんだ。採用するかは各企業の判断に任せるってことだけど、堂々と仕事を休める口実があるんだ。ブラジル人が休まないわけないよね。
というわけで、ブラジルでは試合の日は(時差のため、たいていは朝だけど)女子の試合をみんなで楽しんでいたんだけど、残念な結果になっちゃったよ。