巨人大勢は2被弾3失点でKO…「方程式」が解けない原監督2年連続「魔の八回」の罪
「最初から新外国人投手をアテにしていたから、ダメたった瞬間、今年もあっさり八回が火の車になった。そもそも昨年も21年に機能したデラロサ、ビエイラに依存し過ぎて、リリーフ陣が崩壊したというのに、なぜまた助っ人に頼ろうとしたのか。育成出身の菊地ら若いリリーフ投手が出てきたのは好材料だけど、絶対的なセットアッパーだった中川が腰を痛めて2シーズンに渡り、年間を通して働けなかった。2年目の大勢にしても、3月のWBCに出ているのに、春先から3連投を強いるなど無理をさせて壊してしまった(右上肢のコンディション不良)。いずれも、目先の勝利にとらわれ、後先を考えない原監督の起用法が大きな要因でしょう」
試合前まで巨人の救援防御率は3.85で12球団ワースト。原監督はかつて、現一軍投手コーチの山口鉄也やマシソン、西村健太朗らの強固な「勝利の方程式」に支えられ、リーグ3連覇を2度達成。計17年間も続く長期政権の礎としてきた。
残りは8試合。原監督もすっかり“方程式”が解けなくなり、2年連続Bクラスが迫っているのだから、完全に“落第”である。