U18台湾エース孫易磊を日本ハム獲得! メジャー、巨人、ソフトBとの争奪戦を制したワケ

公開日: 更新日:

ソフトバンクには「台湾の英雄」がいるのに

 こうして日本球界入りが浮上したわけだが、台湾には日本ハムだけが行っていたわけではない。巨人ソフトバンクも複数のスカウトをU18に派遣していたし、彼らもまた目当ては孫だったといわれる。

 仮にマネーゲームになったとすれば、日本ハムが巨人やソフトバンクにかなうはずがないともっぱら。しかもソフトバンクには「台湾の英雄」ともいうべき王貞治球団会長がいる。カネも人脈も劣勢に見える日本ハムがなぜ、孫を獲得できるのか。

「日本ハムには、かつて陽岱鋼、今は王柏融が在籍していて台湾の人たちにとって馴染み深い球団なのは事実です。ただ、それが王会長のいるソフトバンクに対するアドバンテージになるとは思えない。ひとつ言えるのは日本ハムがポスティングを容認する球団ということです。巨人やソフトバンクは原則、認めていませんからね。孫はメジャー志向が強く、ダルビッシュや大谷の後に続きたいと考えている可能性はあるでしょう。あるいは王会長と台湾の関係を上回るようなパイプが球団なり親会社にあるのかどうか……」とは前出の関係者だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  2. 2

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  3. 3

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  4. 4

    吉村知事の肝いり「空飛ぶクルマ」商用運航“完全消滅”…大阪万博いよいよ見どころなし

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  2. 7

    大谷ファンの審判は数多い あいさつ欠かさず、塁上での談笑や握手で懐柔されている

  3. 8

    小泉進次郎の“麻生詣で”にSNSでは落胆の声が急拡散…「古い自民党と決別する」はどうなった?

  4. 9

    ドジャース地区連覇なら大谷は「強制休養」の可能性…個人記録より“チーム世界一”が最優先

  5. 10

    ドジャース地区V逸なら大谷が“戦犯”扱いに…「50-50」達成の裏で気になるデータ