V逸ソフトバンク「投手王国」も今や昔…機能不全の最大要因を球団OB右腕がズバリ指摘
2017~20年の4年連続日本シリーズ制覇の面影はすでにない。
もっか3位のソフトバンク。2位ロッテとは2ゲーム差で、4位楽天とは1.5差。2位浮上、Bクラス転落のいずれもあり得る状況だ。
低迷の理由のひとつが投手陣の崩壊だろう。19日現在、規定投球回に達した先発はゼロ。チーム最多先発が21試合の石川はまだしも、次点の18試合が42歳の和田という体たらくだ。
球団OBの山内孝徳氏は「規定投球回にひとりも達していないのは寂しい」と、こう続ける。
「投手の分業制が当たり前になったとはいえ、それでもソフトバンク以外の5球団は2人ないし3人は規定投球回をクリアしている先発がいる。つまり、ローテの柱がソフトバンクにはいない。最も多く投げている石川でさえ、119イニング(リーグ12位)止まり。中継ぎにも大きな負担がかかっています」
4連覇時代は「投手王国」と呼ばれることもあったが……。
■逸材を獲得しながらも、戦力になっていない