【ボートレース】寺田千恵選手(中)5艇身差を逆転した「女子王座決定戦の思い出」
あの日は水面の状態がすごく悪くて1コーナーで1号艇の山川(美由紀)選手と接触してしまうアクシデントがあったりして、正直いって気持ちのいい優勝ではありませんでしたが、それでも必死で走った結果が優勝につながったと思っています。
2周目のバックストレッチでは山川選手に5艇身近く離されて、見ていた方は(ああ、もう駄目だろう)と思われたかもしれませんが、私はデビューしたときからトップを走っていなければ常に一つでも前の着順を狙うという信条でずっとやってきましたからゴールするまでは諦めていなかった。それがよかったのではないかと今でも思っています。 =つづく
(聞き手=清水一利)