【ボートレース】真中満さん(上)ヤクルトに入団しなかったらボートと出合っていなかったかも
現役時代は勝負強いバッティングで活躍、引退後は監督として2015年に14年ぶりのリーグ優勝を果たした元ヤクルトの真中満さん。プロ野球選手になった年に始めたというボートは今年で30年になる。ボートの魅力を大いに語ってもらった。
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僕が入団した頃(1993年)、ヤクルトには大卒・社会人出身の選手は3年間、戸田市美女木の寮に入らなくちゃいけないというのがルールとして決まっていたんです。ところが、困ったことに(笑)その寮から車で5分くらいのところにボートレース戸田があった。もし僕がヤクルトから指名されず他の球団に入っていたらボートと出合うことはなかったかもしれませんね。
最初は、練習が休みの日とか早く終わった時、ボート好きの先輩に誘われてくっついて行っていました。でも、僕は入団してから3年目くらいまではレギュラーを取れずに一軍と二軍を行ったり来たりだったので戸田にいることが多かった。ということは必然的にボートレース場に行くことが多くなるわけで、そのうち1人でも足を向けるようになりました。振り返ってみると当時僕は22歳くらいだったから、もう30年もやっているんですよね。大ベテランじゃないですか(笑)。