いつIOC委員に手渡された? 馳浩知事「機密費でアルバム作成」発言で“日にち特定”合戦に
つまり、招致委がブラック社に「手付金」を支払ってから、9月初めに開催地決定するまでの約2か月間が、IOC委員に対して東京開催に確信を持たせるための「勝負期間」だったと言えなくもないわけだ。SNS上でも《ブラック社との契約後、IOC委員が集まる何らかのイベントでアルバムが渡されたのでは》と“推理”する声が出ているのだが、実は16年5月の衆院文科委で馳大臣はこうも答えている。
「モスクワの陸上競技の世界大会においてIOC委員の皆さん方が一気に集まってこられる、このときに流れができるわけでありますから、その流れを把握するための情報収集としてやはりコンサルに頼らざるを得なかったというのは、十分に私は皆さんにも御理解をいただきたいと思っています」
馳氏がこの時、「IOC委員が一気に集まり」「流れができる」好機として挙げていたのは、2013年8月にロシア・モスクワのルジニキ・スタジアムをメイン会場として行われた「第14回世界陸上競技選手権大会」だ。
■馳氏は自身ブログで「オールジャパンの体制が取れたのも安倍総理のおかげです!」