いつIOC委員に手渡された? 馳浩知事「機密費でアルバム作成」発言で“日にち特定”合戦に
馳氏のブログ「はせ日記」の「一丸となって」(2013年8月16日)にもこうある。
《モスクワでの世界陸上で、電通のGALAパーティ(公式行事)が開催される。そのパーティにて、20名以上参加予定のIOCメンバーに、2020オリパラ東京開催のキャンペーンが、今回のミッション。すでに下村大臣はモスクワに入られており、東京都招致委員会を、政治の総力揚げてのサポートのモスクワ行き》
《JSCの河野一郎理事長や、招致委員会の井上さんも同行。9月7日のIOC総会に向けて、最後の大キャンペーンでもある。自民党総裁選挙のごとく、三つ巴の招致合戦。東京都招致委員会の幹部も、「ここまで総理が本気になって、招致委員会をバックアップしてくださったことは、かつてないことです。オールジャパンの体制が取れたのも安倍総理のおかげです!」と、気合が入っている》
開催地の決定権限を持つIOCメンバーが集まった行事で、東京五輪を訴える「ミッション」。そして、安倍首相が全面バックアップし、自民党総裁選のごとく、政治の総力が注がれる──。五輪招致に対する馳氏の当時の意気込みが感じられるではないか。