青森山田の天下いつまで?高円宮杯JFA U-18プレミアLで優勝、高校サッカー選手権でも4度目V
1994年から2022年まで青森山田を率い、全国有数の強豪校に育て上げた黒田前監督は、23年にJ2町田の指揮官としてチームを初優勝に導き、24年シーズンはJ1に初挑戦する。プロでも実績を残した黒田前監督の下で選手とコーチを経験した正木監督は、就任1年目で昨年12月10日のプレミアファイナルで広島ユースに劇的逆転勝ち。Jでも高校サッカーでも「青森山田旋風」の吹き荒れたシーズンとなった。
「青森山田の強さはまだまだ続く」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう続ける。
「フィジカルを鍛え上げて豊富な運動量、ハイプレス、攻守の素早い切り替えをベースに堅守、カウンターのサッカーを推し進めた。過密日程のトーナメントを勝ち抜くためのセオリーを高次元で突き詰めたのが、青森山田のサッカーと言っていいでしょう。メンタル面の充実も見逃せない。プレミアの成績は16勝3分け3敗。連敗も連続引き分けもなしでリーグ戦を乗り切った。広島とのファイナルでは0-1から後半アディショナルタイムに2得点して逆転日本一。勝負強さも抜きんでていた」
これからも青森山田の天下は続きそうだ。